新刊情報
- vsprtn
- 2022年6月9日
- 読了時間: 6分
こんにちは
この間、(といってももう一ヶ月前になりつつある)ちびさんのおうちで、若者もすなるタコパというものをちびメタもしてみむとてしたり
たのしいぞとおもふ
さて、
7/9 『アイツのメガネに恋してる 大阪3』に【ちびメタ】で参加します
ヴァンパイア本は持っていけると思います
エルさんがきらりと光る本になりそうです
もちろん成年向けです
上下巻にして、メガ恋では上だけを頒布します
一つの話を2巻に分けて頒布しようと思います
各々200P前後です
因みに、下巻はほぼ書き上がっているので、次の東京メガ恋に出られれば頒布します
2冊ともお買い上げいただいた方には、ブックケースを付けようと思っています
いろいろ考えていますが、なるべく上巻を先着でお買い上げ頂いた方の手に入り易いようにしたいんですが「上巻読んだからもういいや」って方にはどうしたらいいんでしょうか
何も考えていませんが、BOOTHでまたしてもシークレットをしたいとも思っています
ブックケースはちびさんと一緒に創るでしょう(天気予報風)
下に、これになりそうな表紙を折りたたんでいます
表紙画像

一度は創ってみたかったアンティーク洋書風にしてみました
満を持してヴァンパイア本でこの欲望を発散します
一冊にしたかったんですが、上下巻にしろ! ってTさんとRさんに言われて(そらそうだ、最低でも400Pにはなる)「やだやだ」ってしてたんですが、上下巻にすると決めたら、思った以上に時間がゆっくりと流れだし、心に余裕が生まれ、生活を楽しみだし、いただいたご感想フォームやお手紙を読み返して人間らしい形を取り戻せました
帰郷から、いや再生あたりから……いや、せかすばあたりから今までずっとアメーバ状だったんで、二本足で立ってる感覚が新鮮です
他にも、珈琲をフレンチプレスにしてみたり、ストレッチをしてみたり、思ったことを言語化してみたり、100円ショップに行って「これってそんなにいいもんかね?」と500円のフレンチプレスを買ってみたり(かなりいいもんだった)、推しのせいで掃除狂になったので、いろいろなフローリングワイパーとシートを試したりしています(なんといってもウェーブが優勝です)
昨日はヴァンパイア本に、「我々(ハとエル)の目的は姑息な生存ではなく、永劫の平和だった。我々の成果は、部下も含んだ人々が想像する先に有った。人々は巨人の正体なんか知りたがらなかった。家の近くで巨人が食事していなければよかったんだ。我々は違う。死体の山の頂上で右腕と左目を犠牲にしてでも生き遺り、彼らの死と引き換えに新たなる足掛かりを……。だから我々は我々の死を一番に恐れていた。今なら衒いなく言える、生命の順番は在った」みたいな科白が出てきて、ハさんって、本当はそこまで滅私ではなかったのかもしれない…と考え出してしまった
もっと違う何かが彼女を動かしていたのかもしれない
今までメッシ!メッシ! とサッカーファンであるかのような熱狂ぶりだったんですが、変わるかも知れません
感想フォームにもご感想ありがとうございます
母国語ではないとのことなのに、大変流暢な日本語で、しかも長く書いていただき嬉しいです
しぇりさんの心の急所を、『そば喰ら』出刃包丁でオラオラぶっ刺させてよかった
ちびにもご感想と励ましをありがとうございます
黄昏恋歌さんも『帰郷』のご感想ありがとうございます
いやわかるんだなそれが
不憫になってしまうリヴァイさんが大好きです
前にちびさんに「メタの性癖ってなんだろ?」って今更訊かれて、「可哀想な兵長」って応えたら、「それは兵長でしょ?」って言われました。禅です
因みに、深海魚並みにバラエティに富む我が性癖の中でも、〈ミリタリ〉〈バディ感〉は間違いなく強いですね
折りたたんであるのは、ろくがつさんにいただいた『帰郷』感想です
本を持っていらっしゃる方は、村を焼きに来た悪魔ならではのつっこみをお楽しみください
ろくがつさんの『帰郷』ご感想 byろくがつ
P69 オーロラ、キトリ、オデットというバレエ界の陽キャを選んでくれてありがとう。そこでジゼルが出てこないところがいい。私の心の目にはローズアダージョの花を配ってるオーロラが映った。強い足首が揺るがず回るのが見えた。カラボスに刺されて穴に吸い込まれるところまでバッチリ。
P290 「この瞬間が全てを終えた後の望みだったんだよ」私のメモに花丸がついている。たぶん、おおよそ全ての二次創作でこの表現に勝る正解はないと思われる。万人が納得するアンサー。幸福なんか人それぞれであり、実は万人が納得する幸福って少ない。結婚や出産が幸福だって思わない人だって多い。そんなことは小学生だって知っている。その矛盾を「この人物にとっての幸せはこうなんですよ、そこが満たされたんですよ、全き幸せってのがここに存在してるんです」と納得できるのは、書き手の腕が確かだからだ。はっきりした人物観と幸福感が、きっちり建ち上がっているから、こういう描写ができる。揺るぎない幸福感で圧倒される。
P326 「瞳の美しさ」について これほど美しい表現を他の古今東西の文学作品で読んだことがない。ハンジさんがって言うより、一人の人間が、かつて失われた何かについて思い巡らす表現として、これほどの刹那の美しさを描写したものを他に知らない。 357 そう「復讐」とはそうあるべき。そういう復讐をするリヴァイを私たちは皆、みぃんな、望んでいる。とにかく幸せになってほしい。
P359 「おやすみ」から「さよなら」までの流れの自然さ、切なさ、美しさ のバランスが完璧。「おやすみ」も「さよなら」も情緒的なことばなので感情的にしようとすればいくらでも感傷で書けるのに、ちょっとの匙加減で絶対に陳腐にしない、このバランス。
P405 テーブルの部屋で踊るシーンの美しさ。「踊り」っていうのは体のうちに溜まった喜びを爆発させて、誰かに伝染させる力、と私は考えている。ここは本当に「バレエ」だった。バレエの本質。ビリー・エリオット(映画「リトルダンサー」)が「電気のように」と言うシーンの「電気」。いついかなるとき、どんな時代であっても人を震わせるもの。人を温め、目を開かせて、進ませる力。
P419 ただの「やり直し」だったら嫌な人はいっぱいいたと思うんですよ、我らは1年半かけてやっと納得しつつあるんだから。でもこの「よう」で解ける。溶解する。全部許す。そう言う種類の次元の違う広い愛を感じる。
P436 ここを読んだときに「よかった!」「よかったよ!!」「勝訴!」と叫ぶ人が全世界に1億人くらいいるはず、くらいの大納得シーン。
P457 「もっと教えてくれ、だからここにいろ」で私は号泣した。たぶんハンジさんもこれを言われたら泣いたと思った。ここが一番泣いた。ハンジさんは知識の象徴、だから「教えてくれ」がいちばんハンジさんの個性に対する敬意であり、そこに存在を乞う、という切実さ。おじさんのテクニカルスコアの高さ。
P464 シーツって顔が入るのか? でもシーツに顔をのめり込ませたい感じはこれでしか表現できんか。せやな。
P465 「ただの人」そこ!「進撃」はエレンとリヴァイ以外は全部ただの人なんだよ!そしてほんとのところ、ただの人で普通の人であるべきはハンジさんだったんだよ!たぶん名だたる武将というものはほとんど普通の人なんだよね。普通の人が命をかけるから、心がぶるぶる震える。
P467 寝物語で号泣する。幸福とはなんぞやと真剣に神に問い始める。
P469 「俺が行く」号泣。リヴァハンの理想。「おまえの希望はおまえが望んでなくても俺が果たす」感がまさにリハ。そうそうそれがリハなんですよ。いろんな可能性はあるんですが、メタさんのリヴァイのかっこよさはここにあるんだよなあと思った、ね、イガラシくん。
P492 「昼を飛び回るなら〜中略〜毎晩ここで乱れてくれ」までの流れがおよそ人類史上最高のプロポーズであると思う。私が乙女だったらこういうプロポーズをされたかった。や、生まれ変わったら私はこのプロポーズをしようと思った。来世まで覚えておくからね……
後付け こんな名作に私の名前がちゃっかり載っかってるよ……とあんぐり口を開ける。知ってたけどやっぱりびっくりした。読んでからだとさらに。 ふう……すごいなこれ。
あとやっぱりメタさんの書き分けがすごいんだ。バレリーナのハンジさんと、団長のハンジさんと、人類最強のリヴァイと、銀行で働いてるリヴァイの、完璧な人格の際立ち方。個性が戦う部分が、くっきりと際立ってるから最後まできちんと面白い。すごい。すごいよー! メタさんすごーい!!
ここまでご感想をいただいておいてなんですが、『帰郷』は不完全燃焼で、この長さを書くなら、もっと時間をかけたかった…と自業自得の極みでした
誤字もてんこ盛りでごめんなさい

この調子だ
しかも表紙は2回捨てた
そしてスピンも箔押しも間に合わなかった…
ろくがつさんに誘われて、ちびと壁博で観ようと思っていたバレエのチケットが取れなかった
あれを観ていれば、もっとどうにかなったであろうに…
上下巻にしろー!とちびに絶叫されたんですが、紙が薄くて厚い本ってやつをやってみたくて…
ヴァンパイアではこの失敗を活かしてがんばります
ここからは壁博とメガ恋日記です
壁博では、ろくがつさんに初めてお目通りさせていただき、みんなであの日本最初のカレー屋さんでランチをし(ろくがつさんは店名がついたメニューを反射で注文するタイプらしい)(「裏メニューありますか?」とか「酢の物出来る?」とか言うのかと思っていた)(ちょっと楽しみにしていた)、その後富ヶ谷御用達のmariage・フレールでアフタヌーンティーを楽しみ(2時間ほど並んだ)(我慢ができなかったらしく、写真を撮る前にクリームブリュレを破壊し、ろくがつさんに窘められました)(爆買する二人を尻目に店内観察に励む・言うほどフレーバーティに興味がないらしい)、大きな本屋に行きたかったのに無印良品に皆様をご案内する(…)などの光景が見られました
その後ちびとスカイツリーに行き、『再生』の反省をしました
当時はコロナで大変で少しも取材にいけませんでしたので、スカイツリーの展望台が、中心のほうに重心が向いていて、身体が斜めになる感覚があるのを知りませんでした
知ってたら、もうちょっと違ったかも…
スカイツリーって見上げるだけでも怖いのに、ちびがおちゃめな気分で私をガラスの床の上に押し出してくれたんで、いつも感謝しています
浅草に滞在したので、名店にもお邪魔し、「レモンの味が濃い」レモンパイとケーキもう一つずつを抜かり無くゲットしました
ケーキは最低でも二個はなければならぬ
イートインはありませんでしたが、隣の書店のロフトで食べられますよと最高の提案をいただき、書店の主が淹れてくれた、絶品の珈琲とともにいただきました
その後、案の定ハルキの本を買う
インクを調合できる文房具屋さんとかもあって、おみやげにしました
メガ恋では、タパス(普通のタパスとは違うらしい)のご飯が美味しかったです
「もう毎回タパスでええな、いつでも開いてるし、そこそこやすいし、空いてるし、信頼感があるうまさだし」と言いながら食べました
「冷凍レモンタワーのサワーを、家でも飲みたいな」と彼女面でちびに要請しましたが、達成されていません
新宿ではフルーツ盛りという素敵な体験をしました
渋谷スクランブルスクエアにいき、素敵な白のリネンワイドパンツをお買い上げしました
ちびが職人の顔でパンツの丈を30分くらい検討し、結局は1ミリも切りませんでした
後日、人に「新しく出来た渋谷スクランブルスクエアに行ったんですよ。展望台なんかがらがらでした。今なら並びませんよ」と自慢したら、「5年くらい前からありますけれどもね」というこちらを気遣った答えをいただきました
そして案の定アンミラでパイも食べました
パイも二つずつですね
お読みいただきありがとうございました
me-ta
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