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ご感想のお返事

  • vsprtn
  • 2023年9月24日
  • 読了時間: 10分

更新日:2024年1月21日

こんにちは


先日原稿をやってる、あまり長くならない、エロいやつと書いたんですが

書いているうちに原作軸が楽しくなってきて、100Pくらいの本にしようかなと思っていたらすでに90P超えてるし、エロスというよりもちゃんとリアリティ追求してみたい感じになったので書き直してます

今回は原作を再読しながら書ける(若干気持ちが安定している)のが大きなポイントです

海を見るちょっと前のあたりがメインになると思います

原作軸を書くとき、いつも「時計は壁内にあるのか…」とか(時間経過の表現が非常に難しくなる、あるいはざっくりでいいので気が楽になる)、「調査兵団は街なかを移動するための馬車を持っているのか」とか(原作に出てくるものは他兵団のものの可能性がある)、「各施設の位置関係が謎」(これはむしろ好きに想像していいというメッセージのようにすら思える)、などなどの壁にぶち当たりますが、そういうのも悩まし…怖…たのしいです


最近は進撃公式の動きも悩まし…怖…たのしいです

進撃FLYとか、パーティーとか、わくわくします…ハンジさんすき!!!!!!(発作)


さて、成間さんからご感想をいただいたので紹介させていただきます

『パン屋1・2』の内容に触れているのでご自衛ください


>お久しぶりです、成間です。年始〜春は転職活動などをしておりなかなか時間が取れなかったのですが、新しい職場にも慣れてきたのでようやく『この街でいちばんのパン屋なら教えてやれるが2』を読みました! 今回は『1』と合わせて、こちらの感想を送らせていただきます。


先日のメガ恋では当スペースのご利用ありがとうございました!

その後ご飯などにもご一緒してくれて、お話もたくさん聞けて楽しかったです

リハの話もよかったけど、バルト三国+ポーランド一人旅の話も面白かった

成間さんのFANBOXは実にきらきらしています


>こちらのお話は、まず、個人的に「リヴァイがマッチングアプリをやっている」という設定がたまりませんでした。誰かに勧められてしぶしぶ入れたとかではなく、わりと前のめりに、ちゃんと女の子を引っかけようとしているところがいいです。引っかけた女の子に「負け犬ヤロウ」と言われてしまうところも含めて「ちゃんとアプリやってる!」という気がして、読んでいて楽しい気持ちになりました。そして『1』で懲りたかと思いきや、『2』のほうでまたアプリをダウンロードしているリヴァイ。そんなふうに、現代を生きている普通の男らしい姿を見せつつ、ハンジさんに前と違うと言われて微妙な空気になってしまうところもまたよかったです。


マッチングアプリは、リヴァイ厨の面々に何故か人気のエピソードです

このように手っ取り早いものがあると普通に利用するフシがある人なのではないかと思っています

引っ掛ける相手としては、非常に現実的でともすれば商売っ気のある人を選んでいたら興奮します


>私はメタさんの書かれる記憶ありの現パロで、「原作世界のときはこうだったよね」と2人が振り返っているシーンが、なんとなくどのお話でも好きです。なので、『1』の60〜65ページあたりで、ハンジさんが自分のことをおとなしいほうだったと回想するところがこのお話でもとても好きでした。「露骨な下ネタなどを口にしない自分はおとなしかった」という認識がハンジさん自身にある、というのがなんか萌えです。


ハンジさんって兵士だけど、自分より年下のエレンへ言葉を選んだ末に「エッチ・若者」なところが最高に可愛いと思っています

酒のんで騒ぐ同僚を見ながら、自分はおとなしい人間なんじゃないかなと思っているハンジさんの画はいいなと思ったのです(おとなしい、という言葉を選んだハンジさんも可愛い)


>それから、『2』のほうでハンジさんがカタドマリさんに引っかかるのも好きです。これも個人的な好みですが、現パロにおいて、男運のないハンジさん、変な男に引っかかってしまうハンジさん、恋愛になるとちょっとポンコツになってしまうハンジさんってすごくいいと思うんです。原作ではかっこいい人だったけど、現パロ世界だと案外平凡で頭が悪いところがあったりしたらかわいいし、私はそういうギャップをすごく見たいんだと思います。


成間さんは群を抜いて好きですよねw

カタドマリさんも当て馬(というにはちょっと違うのかも知れないんですが)系男子なんですが、私は表面上愛想がよくて、致命的な弱みを頑なに隠している感じの人がハンちゃんに「この人、どこか守ってあげたいところがあるな」と思われていると思うと興奮します(奪還のフェリックスみたいな)

やっぱこの「守ってあげたい」っていうのは、実に思いやりのある美しい心なのは間違いないのですが、恋愛運を悪くしてしまう原因のような気がします

ギリシア神話とかアーサー王伝説とかでも、英雄の奥さんはすぐに浮気してしまうもんな


>こういう言い方が適切かわからないですが、『1』も『2』も日常がゆっくり進んでいくのに常にどこか不安定というか、穏やかなのにそれがいつか壊れてしまいそうな気配があるのがすごく魅力的なお話でした。そんなふうに書いたつもりはないが?って感じだったらすみません。どうやったらこの雰囲気を出せるんだろ〜?とすごく考えてしまいました。


私は進撃に出てくる人々はみんな過剰なほどにエフェメラルに描かれていると思っていて、みんな青春に酔ったまま死んでいく世界観が基本なんだと思っています(だから初期の頃に専門家に性愛の要素が足りないのではなんて言われたのではないかと思っている)と同時に、「この世界に意味なんてない」でしょう? 「自分がなにかになれるかもしれない」という期待値が大きいからこその防衛機制がバチクソ涙そうそう

そんな気配が本ににじみ出ているとおっしゃるなら(言ってないかも知れない)、そいつはもう大成功じゃないですかね? とっても嬉しいです!

あとなんだろ、小説でもそういう物語が好きなんですよ、夏目漱石とか、サリンジャーとか、フィッツジェラルドもそうよね…(にやにや)そう…この分野を成間さんに褒められると神に褒められてるけど本当?って思いますがw

この話に関しては、リヴァイさん視点だからというのも大きいかも知れません


>あと、メタさんにけっこう前に『再生』の感想を送った記憶があるのですが、今になってこのご本を好きな気持ちが再熱してしまい、自分のブログにわりと長い駄文を載せてしまいました。7000字くらいあってだるいと思うので、読んでいただかなくても大丈夫なのですが、勝手に載せっぱなしにしているのが心苦しいので報告だけさせてください。


FANBOXのご感想、というかもう解説文だと思うのですが、長さと内容の濃さにびっくりしました!

下のほうにこちらのお返事も書かせていただこうと思います


>さすがにそろそろ鬱陶しいかなと思い匿名にしたくなった方の気持ちが私もよくわかりますが、記名にて失礼します。私は一般参加を予定しているので、9月のイベントでまたお話できたら嬉しいです。次のご本も『帰郷』を上回るボリュームということで、とても楽しみにしています! それでは。


『ラクエンノムコウガワ』は、爽やかに書いたつもりなので、『再生』ほどのアレ(アレ?)はないと思うのですが、なにかしらの役に立ってくれたら嬉しいです!

こんなに書いていただきありがとうございました!



…さて『再生』の話をさせていただこうと思います


2021年6月に出した本です(もう2年前? という気持ちと、まだ2年なんだ…というアンビバレントな気持ち)

はい、進撃の最終話が公開されてすぐのイベントなんですよね

デリヘルドライバーという特殊な職業ということで、そもそもなんでそんな職業知ってるんだというところから結構ご感想をいただきました

でもスッ…と出たんですよね、デリヘルドライバー

風俗産業の用心棒みたいな感じ、でもキャストには必要以上に触れないで、能動的ではなくて使役される仕事を調べて

で、ケニーがボスのお店のドライバー

そのおかげでモブの女の子をたくさん書くことになったんですが、楽しかったです

どこがってもちろん、リヴァイに基本的には興味がない女の子を書くのが楽しかった

あと源氏名もね、世界の都市で揃えたのですが(この世界は広いのだ)、タヒチの本名はサチコ(あがた森魚じゃねえか)、とかどうでもいいことを考えて楽しかった(楽しくてよかったね)

決まっちゃえば、母親と死に別れて、お金持ちではなくて、四畳半の1Kに住んでて、女っ気もなくて(どんどん可哀想になる)、と設定がするする固まっていきました

「(前略)それに俺は経済的にも余裕がない。仕事は激務で、お前の面倒を見る暇はない」に萌え狂っていただいたとのことですが、ほんと好きやなあという私の成間さんへの感想です

私は「ホストのリヴァイだからかっこいい」とか、「こんなかっこいいリヴァイにはイギリスのバンカーがふさわしい」という発想から推しの職業を決めたことはなくて、「こういう雰囲気の物語にしたいんだけどどんな職業があるかな〜(リヴァイさんには無限の可能性があるからどんな職業でも決まるから問題ナッシング)」メソッドでしか書いたことがありません(普通かもしれない)

*余談なんですが、ハンジさんの職業のほうが結構悩む、というか根っこでワンパターンになりがち

最終話すぐということで泣きながら書いていたんですが、このときの心は「はいはい。リヴァイさんはハンジさんが好きだったんですね」っていう原作解釈一択だったので(図鑑に載るくらいの大リヴァ→ハン野郎と化していた。だって仕方ないやろ、あんな可愛くてちょっと年下のどこかあぶなっかしい同僚に『一緒に暮らしてもいいんだけどなあ』とか独り言されちゃったんだぞ、それまで我慢(我慢?)していたものが崩れるだろ)、原作軸のハンジを見て恋をしてしまう現パロリヴァイということにしました(原作軸ハンジが現代にトリップしてくるという大ネタは『奪還』と揃えた)だって原作軸のリヴァイはハンジに恋をしないのではないか、ハンジが自分からもなにからも自由に飛んでいるのを見るのが好きなんじゃないかと思う(もはや彼にとってハンジは推しなのか…?)そこに他の男が出てきたら楽しいんですけれど…

巨人がいない世界でリヴァイがハンジに恋をするならどんな感じなんだろう、と、あまりに「初めて出す同人誌なのかな?」という疑問なんですが、進撃が最終回を迎えたときにそれが新鮮に思えちゃったんですよね

本に全体的に漂っている悲壮な雰囲気は、リヴァイ視点(一人称ではないけれども)で書いたからだとも思っています

大切な人を亡くす、亡くす、また亡くすリヴァイさんというイメージが強烈だった

どうせこの女もいずれ消えるんだろうな、と思っているリヴァイさんと、元の世界に帰るためにはリヴァイと一緒にいなくちゃ、という行動原理のハンジさん

こういうの好きなんです…行動原理がすれ違ってる二人

というのは、原作での行動原理はしっかり重なってるんですよね

だからそれがなくなったときに、二人を結びつけるものはなんだろうという謎にはロマンがある

私のフェチは純愛一択です(不倫だろうがSMパートナーだろうが、純愛が前提である)

だから相互理解を深めていって、結論を出せる(そして何度もやり直せる)現パロが大好きです

ラストについては、私はこれ以上ないハッピーエンドだと思っていました

金銭的な面からして、落ちるところまで落ちているリヴァイさんですが、つまりそれ以上に落ちることはない

それに彼が人生にハンジを取り戻したことで、まるで閉じ込められていた小箱に風穴が開いたように、光が射す方に歩き出していくようなその後があるんだと思っています

(終)


ps ところで、ぎこちなさから「人間」を感じた成間さん…私もこれを書いたときは、「生まれ変わったな」と自分を褒めました

ところで、成間さんの初めてのリハ同人誌『ウィークエンド

これめちゃくちゃ面白いからな? モブものかと思いきや…(語ってしまいそうや)

たくさん刷ってくれてありがとうございます、まだ手に入るそうです(NTR本もあるよ)


ところで、「リヴァイさんは薄いですがちゃんと髭を剃ってます」って暗喩だよなあ…

薄いけどちゃんと処理してるってことだよね?

わかんない

ではまた!

me-ta


 
 
 

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